EDAQ

INPHAZE アプリケーション:細胞

INPHAZE アプリケーション:細胞

概要

Dr Guo Jun Liu はRichard Banati 教授の研究室の主席研究員ですが、中枢神経系のニューロン及びグリア細胞の研究に INPHAZE インピーダンス・スペクトロメータを使っています。目的は、神経疾患の細胞レベルでの理解を深めることと、その視点に立ったドラッグデザインの構築にあります。

Pro. Banati と Dr Liu は INPHAZE用に細胞生物学研究向けの特殊な小チャンバーを考案し、このチャンバー使って測定しています。

南オーストラリアの Ian Wark 研究所で、Dr Dusan Losic と彼のグループは、分子分離やバイオセンシング、ドラッグデリバリーに用いるための極めて興味深いナノポア及びナノチューブ材のシステムを開発しています。彼らは主要な特性化技術の一環として INPHAZE スペクトロメータを採用し、分子輸送の特性と新素材やディバイスの電気的な特性を研究しています。

Dr Losic は生体模倣膜の研究、特に膜-薬物や膜-プロテインの相互関係の研究に INPHAZE インピーダンス法がいかに価値があるのかを報告しています。このような薬剤スクリーニングや創薬、バイオセンシング用の生体診断ディバイスの開発に向けた試みが世界中で急速に広まっています。

INPHAZE をツールとして用いる細胞膜の研究は、著名な研究者である Prof Richard Banati の研究グループも

ANSTO(オーストラリア原子力科学技術機構)で行っています。彼のグループの PhD の一人は、シリコンに結合する自己組織化単分子膜 (SAMs) となるハイブリッド脂質二分子膜の研究を始めています。